人間、特に日本人は占い好きな人が多いと思います。私もそのうちの一人。占ってもらうことよりも、自分で占えるようになりたくて勉強を始めました。20代の頃です。
私は若い頃、鍼灸マッサージ師の国家資格を得るために勉強をしていました。鍼灸マッサージのような東洋医学の考え方の基礎は陰陽五行論から来ています。このブログでも書いている、五行の相生や相剋といった相互関係の考え方は、東洋医学では普通に用いています。
無事に鍼灸マッサージの国家資格を取得して間もなく、四柱推命という占いを知りました。先に陰陽五行論を知っていて、実際にその理論は東洋医学できちんと結果を出していることが分かっていたので、生年月日時から六十干支を導き出して、陰陽五行の考え方を用いて通変星を出して占う四柱推命を、何も迷うことなく、「これは本物の占いだ」と直感的に感じました。
私が最初に学んだ四柱推命は、命式を出して、通変星を出して、通変星の意味する内容で占う方法でした。最初のうちは人の性格や行動パターンは、四柱推命の判断結果と一致している部分が多いのかなと思っていたので、身近な人の性格や相性などを、積極的に占ったりもしていました。
ところが、通変星で占う方法では、いつごろ、どんなことが起きるということを占うのがとても難しいことに気付き始めました。通変星の組み合わせで見るんだよと言われても、命式には通変星が7個出ていて(当時学んだ流派ではそうでした)、さらに行運にも通変星が巡りますので、その組み合わせのパターンは無限にあるわけですから、私は正直、これは判断できない、私には難しいと思いました。
この壁をどうにかしたくて、本を読んだり、いろいろな四柱推命流派のサイトを隅々まで見て、何かヒントはないかと探し回りましたが、私の感想は、四柱推命は陰陽五行で命式を出すのに、判断は通変星思考で行うんだなという結論で、結局壁は壊れないまま、四柱推命は本物の占いだと信じた考えも、なんだかもやもやしてきて、時が過ぎていきました。
そして、わたしのもやもやを見事に解消してくれたのが、私が学んでいる中国式四柱推命です。昔の中国で生まれた占いの原書『滴天髄(てきてんずい)』の理論を元に、先生が現代的な解釈を加えて教えてくれる四柱推命には、陰陽五行論がきちんと生きています。
もちろん通変星はそれぞれ意味を持っています。命式を判断する上で、この通変星はなくてはならないツールですが、通変星の元は五行どれかの性質を持った十干の一つであり、この部分が本質だったんだと、中国式四柱推命と出会って理解しました。
とてもシンプルに陰陽五行を読み解く中国式四柱推命だから、過去から未来の運気の善し悪しが分かり、いろいろなことが判断できて、研鑽を積めば積むほどその精度に磨きがかかる、とても魅力的な占いだと、いまは自信を持って言えます。