占いと運命学

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私は中国式四柱推命を占いとは思っていません。中国式四柱推命は運命学です。一般的には占い全般を運命学と言うことが多いみたいですが、私は勝手に占いと運命学を区別しています。

私が勝手に定義している占いは

専門家による定義があるのかないのかは知りません、私が占いだと思っているものです。例えばタロットカードのように、占ってほしい本人が選んだカードを見て直近の出来事を判断するものは占いと思っています。これらは直感によって何を引き出すかで決まるもの、元気いっぱいでプラスのエネルギーが満ち満ちているときなら良いカードを選ぶ、落ち込んでいるときや、すさんだ気持ちのときはマイナスのエネルギーを持って選ぶので、結果も散々だということなんだろうなと思います。
例えば「諏訪湖の御神渡り(おみわたり)」は、湖に張った氷のひび割れの様子を見て、その年のさまざまな出来事の吉凶を判断するそうです。自然現象を見て判断するものは、人知を超えた力によるものなので、占いだと思います。たかが気象現象と言うなかれ、気象現象は、温度や湿度といった小さな事象が集結した結果なので、その変化は昔の人にとっては天災や飢饉を予測するための重要な判断だったと思います。
要するに私は、何かを判断したいと思った瞬間の現象によって導かれた結果を占いだと定義しています。こういう判断は理論で説明するのは難しいですが、私は結構、信じています。もちろんうさんくさいと思う占いもたくさんあるので、自分の直感に従って信じないものもあります(笑)。

運命学は統計による理論

世界中にある占いの多くは、大昔の人が考え出したものです。四柱推命をはじめとする東洋系の占術は、紀元前1400年頃にその基礎となるものが生まれ、私が勉強している四つの柱を用いた中国式四柱推命のかたちに変化したのが1200年頃のことだと言われています。AI様に聞いてみると、西洋占星術は紀元前2000年頃のメソポタミア文明と言われ、手相占いの起源は3000年から5000年前の古代インドと言われているそうです。これらの占術は、世間でよく当たると認識されているものだと思いませんか?

なんでよく当たるのか、それは長い歴史の中で占術家たちが膨大な統計データを残し、現代に受け継ぎ伝えてくれているからです。私は四柱推命のことしか分からないので、四柱推命で考えてみますと、
例えば天干に並ぶ五行の相生や相剋の様子から、日干を強める相生の五行がしっかりと働いていたら知恵のある頭のいい人が多い傾向があるんだなと、昔の人が気付いたとします。どうも五行の性質には関係なく、日干を強めること事態が良さそうなので、分かりやすいように学問と知恵の星「印授」としよう、陰陽が同じだと、頭の良さと創造性もあるんだな、じゃあ(偏印)と区別しておこう…
実際にこんなふうに考えたかどうかは知りませんよ、完全に私の妄想、フィクションですが、こうやって地道に統計を取って、その傾向を判断の理論としていることは確かです。
統計を取り続けていると、違ったパターンの傾向も見えてきます。日干を強める相生の五行があるから良さそうだけど、予想とは違う、あまり良くない結果になっているな、日干は強めればいいってものでもないんだな、じゃあ印授も偏印もこのパターンでは良くないから「忌神」として区別しよう・・・
こうやって新しいパターンが増えていき、さらに統計を取り続け、傾向にまちがいがないかどうかを検証し、傾向に間違いないとして残ったパターンが理論になって現代に受け継がれています。
さらに言うなら、現代の占術家たちは、受け継がれた理論と現代人の思考、行動などを照らし合わせて判断しています。その中で、現代に見合った新しいパターンを発見することもあるかもしれません。そうやって理論はどんどん更新されていきます。

これって統計学そのものじゃないですか? 統計を取って分析して未来を予想する学問、「運命学」という学問ですよ。先人の知恵と、長い時間をかけて集めたデータを元に、私たち現代人がさらに発展させていくんです。中国式四柱推命の場合は、十二支も全て五行に直してしまうので、判断のパターンは膨大に存在しますが、きちんとした理論の組み合わせなので、計算を解くように迷うことなく命式を読み解くことができます。きちんと基礎から勉強して、理論を間違えなければ誰でもできます。何かのご加護とか、宿命を背負ってとか、魂がどうこうとか、説明できないようなものは一切出てきませんよ(笑)。

◆参考 五行の相生と相剋
◆参考 通変星
◆参考 通変星それぞれの意味